世にも奇妙な物語「息づまる食卓」
1990年5月17日に放送された益岡徹主演の「息づまる食卓」
初見ではしっかりとした解釈ができなかった物語の一つ
この物語皆さんはどう解釈しますか?
※ここから先ネタバレ含みます
私的解釈
主人公のフミヤが両親どちらとも殺したケース
→可愛がっている猫に何かしようとした両親を殺した説
物語序盤のフミヤが可愛がっている猫の話にも繋がり、物語終盤の猫の鳴き声やフミヤの悲鳴にも辻褄が合う。
ただこの場合、終盤のフミヤの「お母さんはお父さんが殺したんだ!」という心の声やその他回想シーン全てがミスリードになる。
→まずい料理を作った両親を殺した説
一番好きだがガバガバな説。
実は父親の行動を見返してみると、終盤にフミヤが「ちょっと味が薄いね」と言うまではそこまでおかしなことをしていない。→味が薄いと指摘されて動揺してケチャップをこぼした(?)
また母親が死ぬ前は母親が料理していたと思われるので母親もまずい料理を作ってしまってやられたのかも…
しかし、終盤にベランダに連れて行ったのは父親なのでその時点でのフミヤの殺意は感じられない。
父親が母親を殺し、フミヤが父親を殺したケース
→父親に殺されそうになったフミヤが抵抗して殺した説
オーソドックスな解釈。
辻褄はかなり合うが全然ひねりがないことになり、また世にものどんでん返し系は二転三転するものが多いので違和感が残る。
→父親に猫を落とせと命じられたフミヤが父親を殺した説
最有力候補。
食べる順番や箸の持ち方などしつけに厳しい父親なのが序盤に分かり、父親がうるさい猫(母親)を静かに(殺した)させたようにフミヤにも猫を殺させようとしたため、フミヤが父親を殺した。
ケチャップのくだり、悲鳴のくだり、しつけのくだり、ほぼ全ての辻褄が合う。
しいて言えば、フミヤの首を絞めそうで実はただ顔に付いたご飯をとる意味深なシーン略して意味シーンが(ごめんなさい)ミスリードになることか。
色々考えたけどフミヤがやばい奴なのは間違いなさそう